新体操を披露する子どもたち

「海のまち須崎駅」で点灯式

市民200人 新駅舎の完成祝う

2021年12月18日

「海のまちプロジェクト」第1弾として改修工事が進んでいたJR須崎駅の新駅舎が完成し、2021年12月18日、駅前広場のイルミネーション点灯式が開かれました。点灯式には多くの市民も駆け付け、地元の子どもたちが新体操を披露。須崎総合高校の吹奏楽部はクリスマスソングなどを演奏し、冬晴れの空の下の駅前広場はにぎやかな雰囲気に包みこまれました。

ライトアップは2022年1月31日まで。期間中、毎週土日には「海のまちマルシェ」も開かれます。

“発祥の駅”をリノベーション

須崎駅は「高知県国鉄発祥の地」として知られています。

1924(大正13)年3月30日、土讃線の前身、高知線の須崎〜日下(日高村)間が初めて開通します。鉄道が高知駅まで延びたのは、その約5カ月後。当時の須崎は、交通の要として多くの人々が行き交っていました。

須崎駅は「高知県国鉄発祥の地」
須崎駅は「高知県国鉄発祥の地」

そんな歴史のある須崎駅は、海のまちプロジェクトの象徴です。

今回のリノベーションでは、歴史を感じさせるホームの趣はそのままに。鉄道発祥の地、英国・ロンドンを思わせる装飾を施し、「海のまち須崎駅」として生まれ変わりました。英国を象徴する色「ロイヤルブルー」も随所に散りばめられています。

海のまち須崎駅は英国・ロンドンの駅をイメージしています
装飾はロンドンをイメージ
三角屋根の裏側にはにぎやかなオブジェがたくさん
三角屋根の天井には「海のまち」をイメージしたオブジェ
ロータリー中央のモニュメントに代わり、新たに登場したシンボルは高さ約7mのヤポンの木
ロータリー中央のモニュメントに代わり、新たに登場したシンボルは高さ約7mのヤポンの木

濱田知事らも祝福に

点灯式では、須崎市の楠瀬耕作市長、高知信用金庫の山﨑久留美理事長、JR四国の長戸正二常務取締役(代読)のあいさつの後、高知県の濱田省司知事、衆議院議員の山本有二氏、尾﨑正直氏からお祝いのメッセージをいただきました。

高知県の濱田省司知事
高知県の濱田省司知事

点灯後は、地元新体操クラブの子どもたちや須崎総合高校の吹奏楽部がパフォーマンスを披露。駅前商店街は手羽先や唐揚げ、生姜湯などを振る舞い、新しくなった駅前商店街の門出を祝いました。

新体操を披露する子どもたち新体操を披露する子どもたち
新体操を披露する子どもたち
須崎総合高校吹奏楽部の演奏では、しんじょう君が指揮者を務めた
須崎総合高校吹奏楽部の演奏では、しんじょう君が指揮者を務めた

1万の光 輝く

シンボルツリーには、約1万球ものライトが取り付けられています。

満天の星をイメージした「スターライトイルミネーション」を、生まれ変わった「海のまち須崎駅」とともに、家族や友人、大切な人と楽しんでいただけるとうれしいです。

イルミネーションは2022年1月末まで、日没ごろから午後10時過ぎごろまで点灯します。また、期間中の毎週土日、午前10時から午後4時まで、駅前商店街で「海のまちマルシェ」を開きます。1月16日にはキッチンカーの集まるイベントも開催予定です。

生まれ変わった「海のまち須崎駅」をぜひ見に来てみてください。

年末年始にはイルミネーションが輝きました

イルミネーションと海のまちマルシェは無事終了しました。マルシェの様子はこちらからご覧ください。(2月8日更新)